医療事務で医師の文書作成補助(診断書、証明書各種)入門する人にオススメな本

本ページには広告を含むリンクがあります。

こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。

医療事務の仕事で、もしかしたら文書作成補助に携わる人もいると思います。

文書作成そのものを任される人もいれば、患者から受け取って事務手続きだけを済ませ、医師へ作成依頼、出来上がった文書内容の確認をしたのちに患者へ返却という仕事を任される人もいるでしょう。

文書作成する人はもちろん記載要領について学習する必要がありますが、確認するだけだという人も、実は文書の記載箇所を学んでおかなければなりません。

こあざらし
本物の書類が無いと勉強出来ない分野です。

初めての人が勉強したいと思った時…そんな難しい分野をカバーしてくれる本があるので今日は紹介したいと思います。

目次

本の特徴:医師が作成する豊富な文書書類が1冊に凝縮

今回ご紹介する本はこちら。

医療事務では実に様々な文書に携わることになります。どこの医療機関に行っても目にするのは診療情報提供書。あと、診断書とか。

日常的な文書ももちろん、その他に

  • 生命保険診断書
  • 入院診療計画書
  • 手術同意書
  • 麻酔に係る説明および同意書
  • リハビリテーション指示書
  • 退院療養計画書、退院証明書
  • 傷病手当金支給申請書
  • 主治医意見書
  • 検査に係る説明および同意書
  • クリニカルパス
  • 手術説明書
  • 栄養管理計画書
  • 手術記録
  • 退院サマリー
  • 訪問看護指示書
  • 医療要否意見書
  • 出席停止証明書、治癒証明書
  • 出生証明書
  • 出産手当金支給申請書
  • 出産育児一時金支給申請書、直接支払制度同意文書
  • 自動車損害賠償後遺障害診断書
  • 死亡診断書

といったものが集録されています。

全ての医療文書を網羅しているわけではありませんが、頻回使用のものを抜粋しててシンプルです。

この本は文書作成側の視点に立った構成となっており、作成マニュアル本としてちょうどいいような。

初めての人でも、この本を見れば実践的な力が身につきます。

医師事務作業補助者向けに作られた本ではありますが、医療事務の私たちが見ても役に立つ本です!

医療事務員の仕事で”作成”に携わらなかったとしても、患者に手渡す前の最終確認は任されます。

書き漏れがないか、間違いがないか…それを調べるためには、結局、作成する人と同じくらい文書作成の基本知識が必要となります。

もうちょっと種類が多い方がいいという人はこちらの本もオススメ

  • 診療情報提供書(紹介状)
  • 出生証明書
  • 死産証書
  • 未熟児養育医療意見書
  • 治癒証明書
  • 学校生活管理指導表
  • 小児慢性特定疾病 医療意見書
  • 健康診断書
  • さまざまな診断書
  • 感染症発生届(麻しん、細菌性赤痢、HIV)
  • 医療要否意見書
  • 入院証明書
  • 入院診療計画書
  • 退院療養計画書
  • 同意書(一般、侵襲を伴う検査・処置)
  • 傷病手当金請求書
  • 生命保険診断書(死亡証明書、3大疾病)
  • あん摩・マッサージ・鍼灸施術同意書
  • 自立支援医療診断書 精神通院
  • 特別障害者手当認定診断書 内臓疾患
  • 診断書 精神障害者保健福祉手帳
  • 身体障害者診断書・意見書 肢体不自由
  • 特定疾患難病意見書(パーキンソン病関連疾患、原発性胆汁性肝硬変(PBC))
  • 自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書
  • 自動車運転可否意見書
  • 労働者災害補償保険意見書
  • リハビリテーション実施計画書
  • 在宅酸素療法指示書
  • 地域がん登録届出票
  • 介護保険における主治医意見書
  • 介護サービス共通健康診断書
  • 訪問看護指示書
  • 障害者総合支援法における医師意見書
  • 障害基礎年金・障害厚生年金(肢体の障害、精神の障害)
  • 施設入所診断書
  • おむつ使用証明書
  • 死亡診断書
  • 死体検案書
  • 英文の母子健康手帳
  • 英文の診断書
  • 英文の死亡診断書
  • 英文の服薬(処方)証明書

情報量が多いのでお値段も高くなりますね…。

医師向けのマニュアルなので、医療事務には多過ぎると思われる部分もありますが、医療文書の例が網羅されてるのでオススメです。

大は小を兼ねるではないですが、持っておくと転職して関わる文書の種類が変わった場合にも対応が出来ます。今回紹介している本のように文書の記入例が載ってるもので、書く手順や書類の提出先なども書いてあります。

本の特徴:文書やりとりの流れがイメージ出来る作り

『医師事務作業補助者 文書作成の手引き』の本に話を戻したいと思います。

文書の種類ごとで仕切られている各章ですが、その表紙ページでは、文書のやりとりの流れが図とともに簡易にまとめられています。

文書作成をしたあと、どこに、誰に提出するのか。文書の書式がどこで受け取れるものか。手順がイメージ出来るのはありがたいと思います。

本の特徴:書式に記入順、別紙に詳細な記載の流れがまとめてある

白紙の書式には記入箇所に印があり、別ページにて手順と記入時の注意事項が細かくまとめられています。

初めての人でも、何を記入したらいいかというのが一目で理解出来ると思います。

本の特徴:書式と記入例がある

白紙の書式と記入例の両方を載せてくれているので、実際の仕上がりを目で確認することも可能です。

記載例を見れば、ここの記載が漏れているというのも、一目で見て分かりますね。

こあざらし
文書だけでなく、実際の書式が一緒に集約されている本ってのは感激レベル。

医師の文書作成補助入門する人におすすめ

作成した実物をコピーしてファイリング、それをマニュアルにしている病院も多いと思いますが、それよりも断然見やすいし、分かりやすいです。

医療機関の大きさによっては出会わない文書もあります。入院や手術の関係など。

もしも文書作成に携わる機会が多いと感じる職場であれば、初めての方は不安になるでしょう。

こあざらし
基本的な文書作成を学ぶにはとてもオススメの本だと思いますので、困ってる方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

金額も本の重さも異なるので、文書の種類で必要な方を手に取ってください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

医療事務(診療所・病院)、レセプト審査(保険者)、医科歯科事務経験、介護事務経験あり。ブログは、査定事例の解釈・レセプト実務に必要な知識を重点的に更新♪

目次