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労災・自賠責の請求や窓口対応する医療事務員におすすめの本
医療事務をしていると、労災や自賠責を使った診療をされる患者を少なからず 応対する機会があります。外傷病名で受診をされた方は警戒しちゃいますよね。
労災や自賠責の嫌なところって、請求方法が通常のレセプトと異なるところ、算定する点数表や取扱いが異なるところ、関係書類が小難しい上に種類が多い、どの書類がいつどのようなタイミングで必要なものなのかが分かりにくいというところ。
ついつい苦手意識がついちゃいます。
記載例や計算方法の例示などをマニュアル化してくれてるPDFなどもネット上で検索すればヒットしますが、もっと辞典のようにまとめてくれてる分かりやすい媒体はないものか・・・スマホだと字が密集してたら読む気も失せちゃいます。スクロール地獄。
そんな人たちにおすすめの本があるので紹介します。
労災・自賠責の請求や窓口対応する医療事務員にお勧めの本
医学通信社が出版している「よくわかる労災・自賠責請求マニュアル ー窓口対応・制度・請求方法の全知識ー」という本があります。
医療事務で労災・自賠責に接する機会がある人なら、この本を1冊手元に置いておくと安心できますよ。まさに労災・自賠責請求のマニュアルです!
1冊3000円ほどする本ですが、A4サイズで厚さは1センチほど。
なのに、目次を開くと驚きの濃度!コスパ最強です。
多分、労災や自賠責のことを知りたいと思う人なら知りたいと思う内容が一通り載ってるのでニヤケます(笑)ネット検索してるその時間に、さっさとこの本を1冊仕入れて読むほうが賢いです。
労災保険制度
- 労災保険の基礎知識、窓口での具体的な対応方法
- 業務災害と通勤災害
- 労災保険の給付内容、療養補償給付・療養給付(給付方式・療養給付の対象範囲)
- 療養補償給付以外の主な給付(休業補償給付・障害補償給付・遺族補償給付・傷病補償年金・介護補償給付)
- ニ次健康診断等給付制度
- 給付に必要な診断書の料金と請求方法
- アフターケア制度の対応や請求方法
- 特別加入者制度
- 外科後処置
- 地方公務員公務災害診療の請求方法
- 第三者行為による災害の取扱い
- 労災保険における「はり・きゅう」「マッサージ」「柔道整復師施術」の取扱い
労災診療費の請求と算定
- 請求方法(提出先や請求時効、労災保険と医療保険の混在など)
- 請求書類
- 審査・支払いの仕組み
- →労災保険(初診料・再診料・入院基本料・特定入院料・入院時食事療養費・指導管理料等・検査料・画像診断料・投薬料・注射料・リハビリテーション料・処置料・手術料)
診療項目ごとに細かく解説してくれています。また、労災診療費の算定事例という章もあり、事例付きでの算定パターンを掲載してくれているので、間違いやすい請求などを学ぶことができます。
自動車保険の仕組みと請求
- 交通事故と自動車保険
- 自動車保険の仕組み(自動車損害賠償責任保険、任意保険の種類、加害者請求と被害者請求、健康保険・労災との関係)
- 窓口での対応方法
- 交通事故医療費の請求方法(自賠責保険の請求手続き・任意保険の請求手続き)
- 第三者行為による傷病届
- 被害者請求と医療費の受任請求
- 治療費の範囲
- 休業損害の範囲
- 後遺障害
- 慰謝料
- 自賠責レセプトの作成
このような内容が収載されています。
窓口での対応やレセプト作成や請求のあたりは、医療事務にとって、まさにまさに欲しい情報だと思います。
請求書の記載例があるのも、とても分かりやすい部分!
労災・自賠責の担当や窓口対応をする医療事務員の人は一度手に取って読んでみるといい本です。