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医療事務員にお勧めする究極の1冊!レセプト請求するなら絶対に読むべき本
こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
以前より「こあざらしさんのオススメの本ありますか?」という質問をちょくちょくいただくので、そろそろオススメ書籍を小出しに紹介していきたいと思います。
今回紹介する参考図書はお値段が7,000円近くします。しかしながら、改定後でも大部分残る内容であり、永久保存版に近い図書なので使い捨てではないという点考えると高くはない買い物です。
その本とは…この本です。
こあざらしが何故この本をお勧めするのか?今日はその理由について記事にしたいと思います。
持ってる持ってないで差がつく究極の1冊、いったいどんな本?
オレンジ色の表紙の本です。
大きさは点数表と同じA4サイズ、分厚さは3センチほどになる持ち運びするには少し躊躇する重みありな書籍。
どんな本なのか?内容としては、疑義解釈を1冊に総集してくれた本といったところです。(ちなみに、こあざらしがオススメする理由は事務連絡の総集本だからではありません)
レセプト請求する上で大切なのは、やはり算定ルールです。
そして、疑義解釈(事務連絡)は算定する上でありがちな疑問に対して解釈を補足してくれる厚生労働省が発表する公式な見解・重要な情報と言えます。
そんな事務連絡を総まとめしてくれた本が、この本ですね。
中身の大まかな分類は
- 医科点数表Q&A
- Q&Aアーカイブ
- 復刻版『医科診療報酬Q&A』
という感じです。
どういう中身かと分かりやすく言い換えると
- 今までの事務連絡
- 平成20年度〜平成30年度の事務連絡
- 平成13年度事務連絡
といった感じですかね?
医科点数表Q&A
『医科点数表Q&A』の部分では、保険点数の項目ごとに事務連絡がまとめられています。
Q&Aアーカイブ
『Q&Aアーカイブ』の部分では、平成20年度から平成30年度の疑義解釈(事務連絡)を公表順に掲載しています。
復刻版『医科診療報酬Q&A』
復刻版『医科診療報酬Q&A』の部分では、平成13年度の事務連絡が保険点数の項目ごとに掲載されています。
かなり広い範囲の細かい保険点数の事務連絡、処置や手術、検査、医学管理など多
この復刻版に関しては、縮小印刷になっているため、A4サイズの中に2ページ分がまとめて印刷されているような感じです。
元々は、平成13年度事務連絡だけまとめられた本が2センチ近い分厚さだったものですから。
こあざらしがオススメする理由
みなさんが知りたいのはきっと、この本を何故お勧めするの?というところだと思います。
そうですよね。
正直、私も出し惜しみしてました。
この情報をパクられて他サイトで記事にされたらなんか腹立つなと。
恐らく、これは医療機関にお勤めの人はご存知ないものなので、もしどこかでこの本をオススメしてる人が他にいれば、審査機関で働いたことのある人間か私のサイトを見てパクった悪質な人間かのどっちかです。
記事シェアは歓迎ですが、記事内容を自サイトであたかも自分が仕入れた情報のように投稿し直す行為はおやめくださいね。
さて、話を戻しますね。
言っちゃえば、疑義解釈なんて厚生労働省のホームページで確認可能なものですから、わざわざ7,000円近くお金を払ってまで買いたくないというのが当然だと思います。
私がお勧めする理由は、実は、事務連絡が総まとめされてるからという部分ではありません(笑)
この本には平成13年度の質疑応答が収載されており、これがあるからこそ、私はこの本を買いました。
多分、それが無かったら私もこの本は買ってないと思います。
昔、『平成13年度版 診療報酬Q&A』という1冊の本として発刊されていました。
かなり古いものなので、今ではもうどこを探しても存在しない幻の書籍となっていたんです。
絶版となっていたものでした。
古本もなくて手に入らないような代物で。
なので、この本が出ると知った時、正直、興奮し過ぎてヤバかったです(笑)
審査経験がある人間なら、この本、全ページコピーしたいほど欲しいと思えるものです。
なぜ、これほどまでに復刻版付録に対して興奮しているのかをご説明したいと思います。
恐らくこの疑義解釈が手元に残っている医療機関というのは少ないと思うので、見たことがある人は本当20年くらい医療事務してる古株の人くらいではないでしょうか。
ネットにも残っていないほど大昔のものですから。
今でもふと疑問に思う算定。
例えば、診療情報提供料、人工腎臓の回数の数え方、病理の臓器の数え方、そんなことまで事務連絡が出ているのがこの復刻版時代のものなのです。
つまり、大昔からある保険点数については、この改訂時に詳しい事務連絡が出ており、取り扱いが明確に示されているのです。
だから、取扱いがよくわからない割に、新たに事務連絡が出たりすることがないなって感じてる点数の大部分は、ここに集約されています。
昔に取り扱いを示しているから改めてわざわざ補足する必要がないということなんですね。
審査機関もこの事務連絡を重視しているところが多いです。なので、よく分からない査定があった場合、これに沿って審査している場合がありますので…参考にしていただいたら良いかと思います。
平成13年度改定の後、医療事務員になった人の方が大多数の世の中で、そんな事実を知ってる人が全国で何人いるのでしょう。
知っているのは、古株か審査側の人間か。そのくらいだと思います。
その人たちが親切にその事実を教えてくれてる医療機関なら問題ないですが、知らないというのであれば、この本は必ず医療機関に1冊はあるべき本と私は個人的には強く推薦します。
平成13年度改定は保険算定の基本となるものです。これなしだと、手探りの算定を続けることになるでしょう。
本が手元にある人しか、補足情報を知らないということになります。
改定で廃止されてる点数などももちろんありますが、初診料、再診料、医学管理料、在宅指導管理料、処置、検査、手術…の大部分は生き続けています。
医療事務必見!正しい算定を解釈するための参考図書としては、『医科点数表Q&A集 2019年版』この本を1番にオススメさせていただいております。
もしも医療事務でこれからずっとレセプトを極めていきたいと思われている方には一読してもらいたい内容となっています。
こあざらしが勝手にそんなことを思っておりますが、参考になるよという本として1つ紹介させてもらいました。
毎年発刊される本ではありませんので、次はいつ発刊されるかわかりません。また、今回オススメしている平成13年度復刻版は今回限定付録の可能性が高いです。