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学科試験問題を実際に解いてみるときの手順(保険点数の算定ルール問題)|独学で診療報酬請求事務試験合格
こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
診療報酬請求事務能力認定試験の学科試験用の特訓を終えたら、過去問を使って実際に解いていく練習をしましょう。
学科試験は苦手意識を持つ方が多いと思います。
まず、どのキーワードを早見表で探せばいいのか見当をつけられない。
どうすれば早く答えに辿り着けるのか。
学科試験問題の解き方について質問があったので記事にします。
学科試験問題を解くための着眼点
今回説明するのは大問5以降に出題が予想される保険点数の算定ルール問題の見方です。
まずは、シンプルに保険点数の項目名が分かるタイプの問題文の読み取り方をお伝えしていきますね。
実際に私が受けた第49回の学科試験問題を例に解説していきたいと思います。
キーワードの選定
問5
- 「外来診療料」「腰部、胸部又は頸部固定帯固定」「腰部、胸部又は頸部固定帯加算」
- 「再診料の地域包括診療加算」
- 「オンライン診療料」
- 「初診料の機能強化加算」
例えば、問5のキーワードを抜き出してみると上記のような感じです。
これが見えてくるかどうかが重要で、見た感じで(1)は調べるのを後回しにします。キーワードが3つもあって、どこに求めてる答えが載っているか分からないからです。
3つも調べる時間が惜しいので飛ばします。
ちなみに、答えは腰部固定帯固定の事務連絡をじっくり読むと分かるようになってました。
(1)以外のキーワードの並びはシンプルなので、どれか好きなもの選んで⚪︎×を調べていきます。
1つ答えが確定するたびに、選択肢が消去されていくので全問○でない限りは全ての問題を解く必要はありません。
加算点数が出題されている場合
(2)や(4)は加算がどの点数の加算か示してくれています。なので、再診料の加算、初診料の加算の並びを開けば答えが出ます。
加算というくらいなので、加算は何かにくっついている点数ですから何にくっついてるのかが分からないとページを見つけ出せません。
なので問題を読み取る時は、〜の○○加算として理解する必要があります。
保険点数の【施設基準要件、届出】が出題されてる場合
(4)のように施設基準の要件や届出が出題された場合も、とりあえずは初診料の機能強化加算の部分を開いてみて下さい。
医学通信社の点数早見表には【厚生労働大臣が定める施設基準】のページが示されているので、そこから後ろのページに飛べます。
もしくは、届出や施設基準は後ろのページにまとめて示されてますので、問題文の時点で届出や施設基準問題だということが見極められたら、後ろの目次で2つあるページの後ろのページを引くと早く引けます。
問題文に【施設基準の要件】や【届出】という言い回しが出てきたら意識してみて下さい。
復習でもう一回実践
問6
- 「再診料」
- 「妊婦加算」「再診料」
- 「専門病院入院基本料」
- 「外来管理加算」
これらがキーワードです。
このページを開いて通知を見ると答えがすぐ出ます。
キーワードがやたら多いものや診療行為じゃなさそうなものは飛ばします。
たまに、算定ルール系じゃないものも、しれっと織り交ぜられてる大問もあるので…。
診療行為名が絞れなかったら後回しでいいと思います。
そんな感じで、早見表から開く練習してみて下さい。
もしも処置とか医学管理とか区別がつくのであれば、項目の目次から引くほうが早いのでそっちから。
さいごに
学科問題のキーワード選定で診療行為が特定されないような問題文があります。
漠然と(例えば)処置とか検査とかの部の内容を書いている問題です。
このような抽象的な試験問題は通則部分に書いてあることもありますので各診療区分の初めの方にある処置全体の通則や検査全体の通則部分を確認してみて下さい。
これが出た時、初心者の方は判断が難しいと思います。
苦手意識を生む混乱問題の1つです。
そういう問題は一瞬で判断がつかなければ後回しにして、分かる問題を確実に潰して下さい。