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学科問題を早見表で的確に早く開くための学習方法|独学で診療報酬請求事務試験合格
こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
診療報酬請求事務試験に関する記事のつづきです。前回記事:診療点数早見表の本の構成を知る②大きな塊の中の内容構成
私が独学1ヶ月半でこの試験に挑めたのは、医療事務経験を生かせたということもあります。
1ヶ月半の詰め込み勉強の末、無事に試験合格することができました。
今回は、早見表の引き方についてまとめてみたいと思います。
早見表がスムーズに引けるようになると、学科への苦手意識はなくなります。
問題文から読み取ることを想定したやり方です。
「上級者のやり方」で診療点数早見表の目的ページを開く手順
①診療点数を診療区分別に分類する
まず、自分が調べたい点数項目が【初診料~病理】のどの区分に属するものか判断します。
この見当がつくと、インデックスをつけた目次ページにて直接探すことが出来ます。
実務経験者の方であれば、この部分が頭に入ってるので、初心者の方よりも有利なのです。
逆を言えば、この仕分けが上手く出来るようになれば、実務経験者の人と肩を並べる事が出来ます。(試験に関しては)
さて、初心者の方に実務経験者目線をお伝えしていこうと思います。
この分類の仕方ですが、診療行為名からどの項目に属する点数なのかというのは、おおよそ予想することが出来るのです。
診療点数名にはヒントが隠れています。
それぞれに特徴があるので順番に見ていきたいと思います。(検査や処置は特徴なし、でも、何となく名称から読み取れる)
初診料、再診料あたりは点数の種類も少なく限られているので、一通りの点数名は、最低限、目を通しておかなければなりません。
- 初診料
- 再診料
- 外来診療料
- オンライン診療料
(外来管理加算、その他諸々の加算)
入院料ですが、これは「…入院医療管理料」「…入院基本料」のように「入院」というワードが含まれています。また、「…特定集中治療室管理料」と言った点数も覚えておきましょう。
入院加算は慣れが必要です。
名称一覧を慣れるまで眺めましょう。
「~室」とつく病床を意味する名称が入ってる加算点数は入院に関するものが多いと思います。
実技試験でも必要となって来ますので、実技練習をしていると自然と身につくものです。
医学管理は、「…管理料」「…指導料」「…情報提供料」「…診療料」とつくものです。※オンライン診療料、救急搬送診療料、「精神」領域除きます。
在宅医療は「在宅」とつくものです。※救急・在宅等支援病床初期加算や在宅患者入院診療加算、在宅療養指導料、「精神」領域除きます。在宅療養指導料は紛らわしいのですが、医学管理料です。
検査は、名称から読み取ることが困難ですが、今回は試験での引き方なので、問題文から読み取ることが出来ます。「~検査」という匂わせワードが問題文に出て来ると思います。
画像診断は、「撮影」「断層診断」「画像」などのワードが含まれています。
投薬は、「調剤」「薬」「処方」というワードなどが含まれています。
注射は、「点滴」「注射」というワードなどが含まれています。
リハビリは、「リハビリ」「訓練」などというワードが含まれています。
精神は、「精神」というワードが含まれています。
処置は、一通り目を通して欲しいです。手術と処置と見分けづらい項目がありますので。
手術は、「術」とついているので分かりやすいものがほとんどです。
一部例外パターンがあるので、処置なのか手術なのかだけ見分けられるようになっておきましょう。
輸血は「血」というワードを含んでいるものなのでわかりやすいと思います。
麻酔は、「麻酔」「神経ブロック」というワードを含んでいるものが多く、これも分かりやすいと思います。
放射線は、項目数が少ないので一通り目を通してください。「照射」や「放射線」というワードが含まれているものが多いです。※血液照射は輸血区分です。
病理は「標本作製」や「細胞診」というワードが含まれたものが多いです。
このような法則性を参考に診療区分に属する点数を学習してもらったらいいと思うのですが、各区分で例外がありますので診療区分の目次でそれぞれ確認は必ずしてください。
自分で目を通して、体で覚えていくしかありません。
慣れるまでは大変ですが、時間をかけて診療区分を覚えていってください。独学なので自力で足掻くしかありません。
出題文には、どの診療区分に属する点数なのかヒントが隠れている場合がありますが、医学管理料では「入院している時は」と言った算定内容が出題されることで「入院の点数では?」と勘違いしてしまいがちです。
なので、なるべく練習をする際には診療点数がどの診療区分に属するものなのかを頭に入れる勉強をした方がいいです。
これを習得すると、問題文の全容が見えて来て、学科試験に対する苦手意識が薄れると思います。
②診療点数が属する診療区分目次でページ確認
診療点数が属する診療区分の仕分けが出来たら、あとは、診療区分索引を開き、その中から診療点数を探し出すだけです。
③処置、手術、検査は場合によっては巻末索引利用
処置、手術、検査は診療点数が多く診療区分索引には載りきらないため、細かい目次が省略されているものがあります。
大分類としてまとめられてしまっており、その分類に見当がつかなければ診療区分索引から調べることは困難でしょう。
目次から引くことが出来るのは、恐らく実務経験者か相当点数表を深く読み込んでいる人でなければ無理です。
この部分のコツもありますので、もっと上級者のやり方で挑戦してみたいという方は、別記事にてまとめますので参考にしてください。
さいごに
見当つけて診療区分索引を探してみたが見つからない。そんな場合は、すぐに巻末索引に切り替えて探すこと。
見つからない場合は、巻末に切り替えて探すという判断も大切です。