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質問回答|投薬(処方)に対する病名はどこまでレセプト記載すれば良いですか?似た病名ばかりに…
こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
読者の方からレセプトの算定について質問がありましたので、回答をシェアします。
レセプトの算定に関する質問
うちの先生はすべての処方薬に対して病名をつけてくれるのですが…似たような病名ばかりになってしまって、どこまで病名をつければいいのか分かりません。
例えば、PL、トランサミン、ムコソルバン、メジコン、カロナール、レバミピドを処方したら急性気管支炎、急性咽頭炎、急性上気道炎、急性胃炎というような病名です。この場合、どこまで病名があればいいですか?
こあざらしの回答
処方薬については以前まとめている記事ですが、参考になると思います。
この記事に書いていることが基本となっています。
17点以下の処方に対しては病名省略が可能です。
処方って飲み方で点数をまとめていると思います。
レセプトで見た時にひとまとまりになってる塊ですね。
そのまとまりが17点以内であれば病名の省略が可能です。
基本そういうルールなんですが、17点以下でも記載しないといけないものがありまして、それが記事にもあるような薬剤です。
例えば、今回言われるような薬は用法が風邪のあらゆる症状を鎮める一般的な感冒薬のまとまりですね。
薬剤の適応を調べると、咳、痰、咽頭炎、鼻水、発熱などの並びだと思います。
風邪の症状ですね。
17点以下なら急性気管支炎、急性咽頭炎、急性上気道炎のどれか一つが記載あれば他は類推出来るものですので、省略可能だと思います。喉や気管のどこかで炎症があればつながりが連想できるものです。
抗炎症、鎮痛、解熱の治療薬なので炎症病名があれば大丈夫かと。
レバミピドのような胃薬は佐薬と呼ばれるもので薬の副作用から胃粘膜を保護するために出される薬です。
これは特に病名が必要ありません。
ロキソニンとか強い薬を出すときは胃が荒れるので、大体胃薬とセットで処方されますが、これは佐薬とみなされるので…特別な強い胃薬とかでなければ、わざわざ病名を書く必要はありません。