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歯科レセプト|顎変形症の外科的治療(形成・短縮・伸長等)の保険算定。

こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
今日は歯科点数表の手術(顎変形症の外科的治療)の算定についてお話ししたいと思います。なお、顎変形症が保険と認められる場合は確定病名と上下の噛み合わせ異常が分かる病名がある場合のみ認められます。
よって、請求の際には必ず『顎変形症』+『上顎前突、下顎前突、下顎後退症、反対咬合、叢生など』の病名を記載して請求下さい。

また、顎変形症の場合、2〜4週間の入院期間と特定保険材料が高額なものを使用しますので8万点を超える請求が多いと思います。よって症状詳記を添付することになると思いますので、その内容も参考にしながらレセプト点検を行うようにして下さい。
顎骨形成の手術
骨形成手術にはいくつかの種類があります。手術ごとに算定注意の着眼点が違いますので1つずつ確認していきましょう。
(J069)上顎骨形成術
顎切り手術です。上顎の場合は、通常のプレートで行われる患者もいれば、フィクソーブなどの吸収性プレートや吸収性スクリューを用いる場合もあります。なお、吸収性を使う場合、材料が高額になるため、上下顎手術を行なっている患者であれば20万点を超えることもあります。
レセプト請求時には、歯科医師にパノラマのコピー紙へプレートやスクリューの留置位置を書き込んでもらい、症状詳記とともに提出していました。
骨癒合後は再度入院して固定材料除去を行います。(吸収性使用の人は無し)
画像等手術支援加算は対象の術式です。
病名
上顎前突症、顎非対称、開咬症、叢生など
(J075)下顎骨形成術
顎切手術です。チンプレートの使用がある場合、おとがい形成をしていると考えられますので、おとがい形成術の算定が出来ます。下顎骨形成術(短縮と伸長の場合)と併算定出来ます。従たる手術は50/100逓減となります。算定漏れがないように気をつけましょう。
ほとんどの場合が両側の手術になります。なかなか片側での施行は稀。正中であれば両側の算定となりますし。
顔面非対称などで咬み合わせ異常が片側に生じている場合などは有り得るかもしれませんが、私は見たことがないです。
左右の骨切り部位を固定するためにプレートとスクリューの使用があるはずですので、材料の算定をする時は材料票とパノラマ写真を確認しながら行うと確実です。プレートの穴の数をスクリュー数が超過しないように気をつけましょう。
一時固定のために使ったスクリューなどの算定は出来ません。体内に留置されたものだけをカウントするようにしましょう。
デュアルトップ・オートスクリューを4本使って上下顎間固定する患者もいます。線副子を使う患者もいますので、それぞれ算定可能です。
骨癒合後は再度入院して固定材料除去を行います。
画像等手術支援加算は対象の術式です。
病名
下顎前突症、下顎後退症、顎非対称、開咬症、叢生など
おとがい病名
オトガイ後退症、オトガイ劣成長など
(J075-2)下顎骨延長術
仮骨延長法を用いて下顎骨を延長・形成する場合に算定する。ディストラクターという材料を使うことによって骨を延長していきます。急激に延長させるのではなく、ネジまきで器具をずらしていき少しずつ骨を延長させてゆくようなイメージです。この材料の使用を目安にしてみると良いと思います。
骨癒合後は再度入院して固定材料除去を行います。
画像等手術支援加算は対象外の術式です。
病名
下顎小顎症など
さいごに
算定を気を付けるといっても、病名と使用材料の数について確認をするくらいなので。術後の状態によって投薬があればそれに対する病名記載漏れがないようにすることを心がけましょう。たまに、病名が上顎だけしかない、下顎だけしかないということがうっかりあったりしますのでその辺は気を付けたほうがいいと思います。
上下顎のどちらも含む病名の入力があれば問題はないと思いますが、「上顎〇〇」や「下顎〇〇」といった部位指定が入った病名の場合はそれぞれの顎に対して病名が必要ですのでご注意ください。「顎変形症」という病名も記載忘れが多かったりします。上下病名に気を取られて主病名を忘れないようにしましょう。
あと「開口」という病名は返戻になったことがありますので別の病名があったほうがいいと思います。











