レセプトで四肢血管拡張術・血栓除去術の算定が査定される理由

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こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。

今日は医科点数表の手術についてお話しようと思います。

こあざらし
K616四肢血管拡張術・血栓除去術が査定されるパターンについて挙げてみます。
目次

複数箇所の手術

手術箇所が違えば、同日に複数回算定する場合もあるかと思います。その時に注意して欲しいのは、症状詳記ですね。

左右の手術はしているけれど、症状詳記を読んでいくと、どうやら拡張術は同じ皮切からスタートしているって場合があります。その場合は、同じ皮切での手術ですので、手技料は1回分とされます。

ステントの留置場所

このような通知があります。

膝窩動脈又はそれより末梢の動脈に対するステントの留置では、当該点数は算定できない。

この通りです。末梢血管用ステントセットを留置する位置によっては、算定できない場合があります。症状詳記で見落としがないように気をつけましょう。

カテーテル材料の有無

「PTAバルーンカテーテル」

この材料がない場合は、他術式の算定に振替査定されます。もしくは全査定となりますのでご注意ください。この材料を運悪く請求漏れしてしまった…なんてことがあると、手術手技料が査定となる恐れがありますので、この部分はレセプトの確認をしっかりとしたほうがいいですね。

こあざらし
経皮的シャント拡張術・血栓除去術と同じく、材料の算定漏れには要注意!
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この記事を書いた人

医療事務(診療所・病院)、レセプト審査(保険者)、医科歯科事務経験、介護事務経験あり。ブログは、査定事例の解釈・レセプト実務に必要な知識を重点的に更新♪

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