保険証確認を保険種類別に解説!③公費・医療助成編|医療事務の仕事術

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こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。

前回、保険証確認を保険種類別に解説!①主保険編に引き続き、第2弾です。

今回は従保険について最低限覚えておきたいものを紹介しようと思います。

目次

さまざまな従保険に見慣れておこう

今回の従保険の説明をするにあたり、前回は法別番号についての記事を書きました。

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まだ読んでない人はぜひ読んでから、この記事を読み進めてくださいね。

従保険とは主保険がある上で併用して使う受給者証のことです。

今回まとめるものは、ほんの一例に過ぎません。

どこの医療機関で勤めててもお見かけするなってものだけ抜粋してます。

こあざらし
全部並べちゃうと、逆に混乱してしまうと思うので敢えて少数厳選!

公費負担の医療券

保険証確認を保険種類別に解説!②法別番号の重要性でもお話ししましたが、公費と一口に言っても医療助成と呼ばれるもの、公費と呼ばれるものの2つがあります。

  • 医療助成地方運営の公費というイメージ
  • 公費国運営の公費というイメージ

医療助成制度についても、現場ではまとめて公費と呼んでますので、中身には2種類あるんだよというところを頭に入れておいてください。

地方が個々運営してるか、国が運営してるか。

こあざらし
そこを意識することによって、取扱いの方向性にまとまりが見えて来ます。

乳幼児、ひとり親、重度心身障害など(地方の公費)

乳幼児、ひとり親(母子家庭)、重度心身障害など、これらは地方自治体がそれぞれで運営している医療助成の制度です。

県外のものは使用不可です!

県内の発行してるものしか使えません。

県内で使われてる法別番号であれば、登録して使用しますが、県外の番号であれば特に何もしなくていいです、スルーで。

自己負担額も地方で異なるため、各々の都道府県で実施されている制度を把握するように努めましょう。

とは言え、何人か処理しているうちに覚えていくものなので、そこまで必死に勉強しなくて大丈夫ですよ(笑)

自己負担額は医療機関ごとでの月額上限と考えます。

持っている人には自費診療や健康保険を使わない診療を除き、全ての医療費に適用されます。

こあざらし
早速、練習してみましょう。
保険証から読み取りましょう
  • 医療助成の種類
  • 負担者番号
  • 有効期間
  • 受給者氏名
  • 受給者番号
  • 自己負担額
保険証から読み取りましょう
  • 医療助成の種類
  • 負担者番号
  • 有効期間
  • 受給者氏名
  • 受給者番号
保険証から読み取りましょう
  • 医療助成の種類
  • 負担者番号
  • 有効期間
  • 受給者氏名
  • 受給者番号

恐らく確認してて気づかれたとは思いますが。

確認内容はどれも同じです。

なぜ記載順に確認してないのかなって思われた人いますよね。

これらの保険証を確認する手順(こあざらしの見方)

  • 公費の種類
  • 法別番号の確認
  • 有効期間
  • (被保険者氏名)
こあざらし
特に重要なのは上記のものです。

公費の種類を把握したのち、法別番号で県外・県内のものかを判断します。

県内であれば登録、県外であればスルー。この時点で処理にふるいがかけられるのです。

そして、もし県内のものであれば登録を行う流れですが、有効期間は必ず確認が必要です。

期限切れのものを出される方、意外に多いです。

定期的に発行し直される受給者証であるため、古いものもまとめて数枚持たれてる方とかいるんですよねー。

どれが使えるものか分からず捨てないで持ってる人もいるのです。

私たちは、その罠に引っかからないように有効期間に注意しなければなりません。

こあざらし
負担割合が変わることがあるので、常に新しい受給者証を確認する必要があります。

特定疾患、指定難病、小児慢性など(国の公費)

国が運営するものは全国で使用することが可能なものです。県外発行でも、指定医療機関として登録があれば使用出来ます。

主によく見かけるのが

  • 特定疾患…法別番号(51)
  • 指定難病…法別番号(54)
  • 小児慢性…法別番号(52)
こあざらし
この辺の受給者証を覚えておくといいですよ。

特定の病名を持っている患者に対して、医療費助成してもらえる受給者証です。

国が運営する公費については、受診する医療機関や薬局の垣根を超えて上限額を共有するものです。

ということで、「他のところでお支払いいくらしたの?」っていうのが分からないと上限超えちゃいますよね。

なので、国の公費においては、支払い金額の連携を取るために「自己負担額上限管理票」というものを受給者証と一緒に持参されています。

こあざらし
どこで、いつ、何円のお支払いをしましたってものを記録するものです。

診療所などの規模であれば、支払い時に管理票の記入をするので受給者証とセットで予め預かります。(大病院では支払い後、専用の窓口に患者が持参する形になってるところもあります)

負担者番号より疾患を割り出すことも可能なので受給者証は預からずに処理する医療機関もありますので、そこは勤めてる医療機関のやり方を確認してください。

病名を調べる時間が惜しいので預かったり、疾患をメモしたり、画面に登録したりして対応してると思います。

こあざらし
ただし、注意したいのは全ての診療に適用されるものではないということです。

窓口ではあまり関係ないことですが、会計を担当する場合は要注意。

地方の公費とは違い、こっちの公費は特定の疾患に対して助成されているものです。

なので、その疾患が直接的な起因となる症状での診療でなければ、適用はしません。

そこは医者が判断する部分なので、会計時には関連ある受診だったかを確認したうえで会計します。

保険証・管理票から読み取りましょう

(8月20日に△△病院に来院)

  • 公費の種類
  • 受給者氏名
  • 有効期間
  • 指定医療機関
  • 被保険者証の記号および番号
  • 公費負担番号
  • 受給者番号
  • 適用区分
  • 階層区分
  • 自己負担上限額
  • 負担
  • 今月の支払い有無

突然ごちゃごちゃっとして来て混乱するかもしれませんが、新人が独りでこれを登録しろと言われることはないでしょう。

とりあえず、どこにどんなことが書いてあるかというのを見つけられるようにしておけばいいです。

あとはレセコンの種類によって、登録の仕方が異なります。

1年に1回更新、そんなに頻繁に変わるものではないので、登録があれば

  • 公費負担番号
  • 受給者番号
  • 指定医療機関か
  • 受給者氏名
  • 適用区分
  • 階層区分

辺りの確認を最低限しとけば良いかなって感じです。

有効期限を登録してれば、期限切れならレセコンが教えてくれますし。有効期限の登録してない場合は絶対に確認してくださいね。

余裕があれば

  • 健康保険の主保険に変更がないか

このへんに注目しながら、確認できると良いですね。主保険に変更があれば、こちらの受給者証でも変更手続きを行わなければなりません。

たまに、手続き忘れの人がいるので、見つけられるとカッコイイです(笑)

こあざらし
あと、今月の支払い有無が読み取れると、会計時にもし時間がかかりそうであれば、お帰りいただくという選択が出来るので、管理票にも見慣れておくと良いですよ。

さいごに

よく見る従保険の公費を抜粋してみました。こんなのがあるよってのを知っとくだけでも、窓口対応で焦らずに済みます。

窓口で何か前もって予習できないかと考えてる人は、保険証について勉強してみると良いかも?

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この記事を書いた人

医療事務(診療所・病院)、レセプト審査(保険者)、医科歯科事務経験、介護事務経験あり。ブログは、査定事例の解釈・レセプト実務に必要な知識を重点的に更新♪

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