検査・病理

質問回答|心電図と胸部X-Pは高血圧症病名のみでは請求出来ないのか?

2019年8月3日

こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。

検査病名について質問がありましたので参考用にシェアします。


[質問]心電図と胸部X-Pは高血圧症病名のみでは請求出来ないのか?

心電図検査と胸部X-Pの検査は、高血圧症病名でも算定を認めると教わっていました。

しかし最近、心電図と胸部X-Pを同日同時撮影は、高血圧症では認められないと言われる先輩がいますが、どうすればいいのでしょうか?

こあざらしの回答

高血圧の診断について、ガイドラインや診断方法を調べてみると分かりやすいと思います。

病院では血圧以外に、眼底検査血管の状態を確認したり、心電図検査胸部レントゲン検査血液や尿 の検査高血圧の原因や合併症を調べます。

心電図や胸部レントゲンなどももちろん診断に用いられるものとして、広く浸透しているように見えます。同時に行うことについても問題ないと考えます。

こあざらし
高血圧症は、本態性高血圧症二次性高血圧症というものに大きく分類されます。

一般的に、高血圧は本態性高血圧のことを指し、日本人の高血圧の大半はこちらに分類されます。リスク因子としては、塩分の過剰摂取、肥満、運動不足、ストレス、喫煙といった生活習慣、加齢、遺伝的な要因などが関連しているといわれています。

二次性高血圧とは、何らかの病気が原因となって起こる高血圧のことです。二次性高血圧の原因には、腎実質性高血圧、腎血管性高血圧、内分泌性高血圧(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)、睡眠時無呼吸症候群、遺伝性高血圧、薬剤誘発性高血圧などがあります。

こあざらし
これらの鑑別診断をするためにも原因や合併症精査は行うのが普通なんだと思います。

一見して、高血圧症自体には必要のない検査のように思われがちですが、その背景に潜んでいる原疾患の特定や合併症のスクリーニングで必要となる検査です。そのため、算定も認められているのです。

医師の目から見ると、高血圧症という病名から読み取れる情報はたくさんあります。

一概に高血圧症単体での判断はされていないと思いますので、算定は可能と解します。

あまりにも頻繁に行っているのでしたら、何らかの注記や病名は必要と思いますが、初診だったり、間隔の空いた検査であれば、特に問題はない請求と思います。

こあざらし
病名発症月いわゆる初診月には精査のためにやるかなという感じで、古い高血圧だったら経過観察してるなと思うので縦覧で頻度を確認してみます。

あとは症例ごとに様々な状態になってるかと思いますのでそれによって一律の判断にはなりません。

また、同時に行われる検査の種類によっては、過剰と判断されることもあるかと思いますので、やっぱり医師の判断によるところが大きいです。

これは、こあざらしの個人的な見解なので推測に過ぎませんが、私が点検する際にはそのように考えてやっていました。

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こあざらし

医療事務(診療所・病院)、レセプト審査(保険者)、医科歯科事務経験、介護事務経験あり。ブログは、査定事例の解釈・レセプト実務に必要な知識を重点的に更新♪

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