学科試験勉強の始め方とは?|独学で診療報酬請求事務試験合格

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こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。

こあざらし
診療報酬請求事務試験に関する記事のつづきです。(前回:診療点数早見表を早引きするための下準備

私が独学1ヶ月半でこの試験に挑めたのは、医療事務経験を生かせたということもあります。

1ヶ月半の詰め込み勉強の末、無事に試験合格することができました。

こあざらし
市販のテキストのみで合格した方法を詳細に綴ります。
目次

学科試験の勉強って何をすべき?

学科試験の勉強の仕方に困っていませんか。

もしも困っているならば、単純に診療点数早見表を引くだけの練習を行うことから始めてみてください

以前の記事(参考:学科を制するための鍵とは?)でお話しましたが、学科試験の大部分を占めるのは、「点数算定ルール」の問題です。

この部分を攻略するためには早見表をとにかく早く引く練習が必要となります。

こあざらし
「点数算定ルール」を全て暗記する必要はありません。

実務経験者であっても、さすがに全てを丸暗記しているというわけではありません。

実務経験者は既にその練習を日常で行う環境の中で生活しているため、点数表を開くことに慣れています。この部分が、初心者と実務経験者の違いの1つです。

学科試験は、いかに早く問題文の箇所を本の中で拾えるかが試される試験です。

練習をしていくうちに、ここらへんにこんな通知があったよなと覚えていきますし、全く目を通したことのない点数であっても、コツさえ覚えれば解けますので、初心者だからって恐れる必要はありません。

初心者でもこの部分を強化していけば独学でも十分に試験に向き合える力を養えると思います。

ただし、独学の人は挫折しないように、それなりの覚悟を持って試験勉強に向かわなければなりません。

こあざらし
覚悟が脆くて挫折しそうな人は、今のうちに医療事務講座(通信・通学)で学習することをオススメします。

自分でプランを立てたりするのが苦手、独学の勉強方法に自信がないという人は時間と費用を無駄にするよりも最初からシンプルに医療事務講座(通信・通学)を頼った方が良いと思います。

さて、独学で頑張る覚悟がある人で、診療点数早見表に苦手意識を持っている人へ。

診療点数早見表を引くとなると、未経験の人からすると確かに難しいイメージがしますよね。

こあざらし
苦手意識を生んでしまう悪いイメージがあります。

そんな人はまず、このイメージを払拭するために、捉え方を変えることから始める必要があります。

例えばですが、国語辞典、漢字辞典、英語辞典、その他辞典を引くという作業に抵抗はありますか?

面倒だと思うことはあるかもしれませんが、そんなに苦手意識がある人も少ないのではないかと思います。

診療点数早見表を引くという作業は、それらの辞典を引く作業と何ら変わりがないことです。

こあざらし
そもそも辞典とは、意味が分からない単語を引くためのものであり、むしろ、知らない単語を調べることが多いはずです。

それと同じで、それぞれの辞典にそれぞれの調べ方の法則があり、それらを理解して引くことにより、目的のページに的確に辿り着けます。

漢字辞典では「読み」から引く以外にも、「画数」や「部首」といった特殊な引き方があるように、診療点数早見表にも普通の辞典とは違う引き方や法則があるというのを、面倒かもしれませんが最初に少しだけ勉強しなければなりません。

こあざらし
本の構成や使い方は頭に入れるべきです。

やみくもに本を開くのも良いですが、本の仕組みを知った上で引くと、知らないまま練習するよりも効率良く探せるようになります。

構成や使い方についての記事は今後追加していく予定です。

診療点数早見表には2つの引き方がある?

では、診療点数早見表にはどんな引き方があるのでしょうか。

診療点数早見表を引く練習は具体的にどのように着手すればいいのか?

まず、診療点数早見表の引き方について、お話していきたいと思います。

こあざらし
早見表には、主に2通りのページの引き方があります。
  • 初級者(巻末索引)

後ろの索引から探し出して目的ページに直接飛ぶという一般的な辞典と同じやり方です。

  • 上級者(診療区分索引)

各診療区分の索引(目次)から飛ぶというやり方です。以前の記事でインデックスを貼り付けたページ。

こあざらし
どちらが早いかというと、上級者のやり方だと思います。

後ろの索引から引こうとすると、診療行為によっては、診療行為名を含む用語がずらりと並んでいたり、おまけに、2文字目が「あいうえお順」の「お」に近い側になると、どうしても時間がかかってしまいます。

診療行為名は漢字のものが多いので、一旦平仮名に変換して「あいうえお順」のどの位置にあるかを考えなければなりません。

中には、複数ページ記載があるものもあります。

こあざらし
試しに「抗酸菌分離培養」を巻末索引と診療区分索引と両方で引いてみたら10秒くらい差がありました。カタカナや平仮名の項目ではあまり差異がないですが、漢字になると少しモタつきますね、やはり。※個人の感想。

なので、私はいつもなるべく上級者のやり方で目的ページに辿り着くようにしています。

このやり方だと、平仮名に変換したりする手間もなくダイレクトに診療行為を見つけられます。

中には後ろから探した方が早い診療行為もあるので、引き方は使い分けています。

ただ、上級者のやり方は、初心者の方がいきなり実践してしまうと混乱する可能性あります。

こあざらし
このやり方で引くためには、診療点数早見表について基礎知識が必要になります。

実務経験がある方は上級者のやり方が既に身についています。

もし、このやり方でやっていなかったという人でも、すぐに習得出来ます。

初心者の方が「診療区分索引から引くやり方」を習得するためのポイントをこれから別記事にてお伝えしていきますので、やり方が分からないという人は同じように習得していただければと思います。

このやり方を知ったからと、スピード感がすぐ上がるといった即効性はありません

こあざらし
練習を積むことが必要です。

やりにくいなと感じたら、自分がやりやすいと感じるやり方を極める方が良いと思います。

自分に合ったやり方を見つけましょう。

でも、時間があるのであれば、ぜひ、上級者のやり方を習得して欲しいです。

慣れるとスマートにページに辿り着けるので、私的にはオススメです。

こあざらし
学科試験では、点数の項目内容によって、2つのやり方で使い分け、この使い分けを効率的に行うことで時間短縮をしました。

診療点数早見表を引く練習方法

「早見表の引き方は知ってるよ」という方は、どんどん早見表を開く練習をして下さい。

実務経験者の方は、引きたい点数が各診療区分のどこに属するかイメージ出来ると思うので、属する診療区分の目次ページ(インデックスを貼りつけたところ)を開いて、その索引から点数を見つけ出すやり方を練習してみましょう。

目次でページ数が分かったら、そのページから指サックをはめた状態でページをどんどんめくる流れです。

各診療区分の頭ページからスタートするので、目的ページに近いところからスタート出来るため遠回りしません。

診療点数早見表を引く練習は、『診療報酬請求事務能力認定試験 受験対策と予想問題集』を利用したら良いと思います。(記事の最後に書籍リンクあり)

こあざらし
ランダムに診療項目を出題してくれているので、良い練習になります。

過去問よりも、医学通信社が作成してるオリジナル学科という項目の問題文を利用すると診療区分別に出題してくれているので練習しやすいと思います。

練習はとりあえず、問題文の正誤とかは無視して行います。

とにかく、学科の問題文に出題されている項目名を早見表で拾い上げることが出来るかを確かめるための練習だからです。

まずは、早見表から出題されている項目名を見つけ出せるようになるまで練習をします。

ある程度、難なく調べることが出来るようなレベルになれば、学科試験勉強の次のステップに行くことが出来ます。

こあざらし
実務経験者の方では、この部分の省略が出来る方が多いです。

早見表を引くことに苦手意識がある方は、診療点数早見表の各診療区分の目次ページを眺めることを習慣化しましょう。

医療事務初心者の場合は、この目次のコピーをとって、暗記用資料として別に持っておいても良いかもしれませんね。

早見表の巻頭に診療区分別の目次がまとめられていますが、実戦で上級者のやり方に挑戦しようと考えている方でしたら、診療区分別に配置されている索引を使って練習した方がいいです。

こあざらし
練習を継続していると、視覚的にも点数の配置を覚えていくので、バラバラの資料で覚えるのは勿体無いと思います。

さいごに

今回の記事では、学科試験の勉強の始め方について書きました。

  • 自分でプランを立てたりするのが苦手、独学の勉強方法に自信がないという人は医療事務講座(通信・通学)を頼るべき。
  • 診療点数早見表の引き方は巻末索引診療区分索引を使い分けて学科試験の時間短縮につなげる。
  • 診療点数早見表を引く練習は『診療報酬請求事務能力認定試験 受験対策と予想問題集』のオリジナル学科を利用する。
  • 早見表を引くことに苦手意識がある方は、診療点数早見表の各診療区分の目次ページを眺めることを習慣化する。

次回は、医療事務初心者の方のために書く記事です。

診療点数早見表を開く練習をする前に、本の中身について大まかな構成を把握しておく必要があるので、そのへんの説明をしていきたいと思います。

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この記事を書いた人

医療事務(診療所・病院)、レセプト審査(保険者)、医科歯科事務経験、介護事務経験あり。ブログは、査定事例の解釈・レセプト実務に必要な知識を重点的に更新♪

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