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診療点数早見表の本の構成を知る①大きな基本構成|独学で診療報酬請求事務試験合格
こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
診療報酬請求事務試験に関する記事のつづきです。(前回記事:学科試験勉強の始め方とは?)
私が独学1ヶ月半でこの試験に挑めたのは、医療事務経験を生かせたということもあります。
1ヶ月半の詰め込み勉強の末、無事に試験合格することができました。
今回は診療点数早見表をどんなイメージで捉えているか、早見表を見るときのコツをまとめた記事です。
診療点数早見表を使う前に必読
診療点数早見表の使い方が分からないという人は、
「本書をご利用になる前に」
「点数表の読解術」
という巻頭のページに必ず目を通して下さい。
ここが診療点数早見表の説明書となっています。
点数表の利用例という部分は一度読んでいただいて、読み流す程度でいいと思います。
一応、実務でレセプト作成する場合、このような手順で作成しているという目安なので、学習前の時点では、理解出来なくても構いません。
実技試験の勉強をする際に嫌でも理解するようになりますので、まずは学科の練習問題に当たりながら理解を深めていって下さい。
点数を算定する際の手順要約
- 点数を探す
- 注、通知、事務連絡に目を通す
(各診療項の通則は頭に入れておく)
※手術は特に通則が大事
※複数手術の特例は必須
診療点数早見表の基本構成は4つの塊
私は、大体、早見表の構成を4つの大きな塊で捉えて見ています。
①「基本診療料」
②「特掲診療料」(基本料以外の出来高)
+
③「特定保険医療材料」
④「その他」(施設基準、療養担当規則など)
こんな感じです。
実際にはもっと細かく分かれていますが、算定でも必要な部分のほとんどは、「基本診療料」「特掲診療料」「特定保険医療材料」の3つなんですよ。ここの診療点数が引けるようになっていれば、生きていけます。
「その他」の部分は、算定の際にはあまり頻繁に調べることのないページです。
必要があるときは、「基本診療料」「特掲診療料」「特定保険医療材料」の3つのページの方に必要なページが記載されていることが多いので、わざわざ個別で調べようという機会が少ないです。
①基本診療料
いわゆる診察料という並びがここに来ます。
初めての受診であれば、初診料。
再度の受診であれば、再診料や外来診療料。
- 再診料⇒診療所や一般病床200床未満の病院
- 外来診療料⇒一般病床200床以上の病院
上記の点数は外来受診した場合の点数です。
入院には入院料が
- 入院基本料
- 特定入院料
- 入院加算
とあります。
短期滞在手術等基本料は、特殊で、1から3項目まであり、外来算定のものと入院算定のものと分かれます。
②特掲診療料(基本料以外の出来高)
医学管理料から病理診断まで、診察料にプラスして出来高で算定していく点数です。
どの診療区分に属している点数か見極められるようになると、早見表を引くスピードが速くなります。
③特定保険医療材料
特定保険医療材料の点数の算定要件や定義が書かれています。
いわゆる膀胱留置カテーテル、ドレーンチューブというような処置に使う材料がここの並びに属しています。
④その他(療養担当規則など)
学科試験の大問の1~4問「その他」部分の出題されることが多いです。
なので、手をつけるのは後回しに、8割を占める「点数算定ルール」を優先的に練習しましょう。
あと、「点数算定ルール」に紛れて、「施設基準」の出題がありますが、メインとなる大きな3つの塊を調べることが出来れば、それに付随して各診療行為に参照ページが付番されてることが多いので、最悪そこからページを探せます。
何となく覚えておきたい診療順
初診~病理(A~N)という診療区分の並びは覚えておきたいです。
実技試験でレセプト作成する際には診療区分番号(10~90)というのも覚えなければなりません。
早見表を引く作業を行う際に、上級者のやり方では診療区分索引から引くようになります。
となると、どこに、診療区分索引があるのかが分かるようになっていなければ時間がかかってしまいます。
基礎となる部分なので覚えなければならないものです。
でも、この並び順というのは実は早見表の「おもて表紙」を見てもらうと分かるようになっています。
あとは、指差し確認で右のインデックスへスライド。
そのまま各診療区分のインデックスまで指差し確認。
診療点数早見表の表紙から診療区分索引を探すことが出来ます。
さいごに
診療点数早見表を使う前には必ず「本書をご利用になる前に」「点数表の読解術」のページを読むことが必要です。
- 「基本診療料」
- 「特掲診療料」
- 「特定保険医療材料」
- 「その他」(施設基準、療養担当規則など)