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医療機関に採用が決まったら、窓口実務の予習をしよう。学習方法3選を解説|医療事務の仕事術
こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。
新しい職場は未知だらけ。
採用されて嬉しい反面、不安があるのも隠せない。
未経験の人は、経験者よりも不安が大きいと思います。
受付、レセプト、電話対応…というような漠然とした内容の仕事情報を知らされているだけで、未経験の人はその深い内容は知らないと思います。
最近でも、身近で未経験の方が仕事についていけずに辞めたという話をお聞きしました。
しかしながら、予習するにしても、実務って何を勉強していけば良いのかさっぱり分からない!
…ということで、
何かお役に立てればと思い、この度、お助け記事を作成することを思いつきました。
どんな予習をしたら良い?
医療機関の受付窓口に就職が決まった場合、実は、新人さんが重点的に予習しておくと良いものがあります。
- 医療機関情報を覚える
- 健康保険証の種類・見方を覚える
- 保険点数の算定方法を覚える
主にこの3つです。
この部分を予習しておくと、実際に働く時に慌てずに済みます。
医療機関情報を覚える
ホームページがある医療機関であれば、そこに載ってる情報は目を通しておくと予習になりますよ。
特に、医療機関の診察時間、休診日、初診・再診の受診の流れ、院内案内図などが書いてあれば優先的に覚えておきましょう。
患者からの電話を受ける際に最も多い問い合わせが、この部分だからです。
受付は何時からですか?休みはいつですか?予約はできますか?
いずれ、患者に対して説明出来るようにならないといけないので、遅かれ早かれ覚える部分です。
前もって覚えておいて損はありません。
自分が患者だったらという想定をして、質問されそうな内容を予め調べておくと後々楽になります。
健康保険証の種類・見方を覚える
窓口業務を担当するならば、まず、これを最優先で覚えて欲しいというものが保険証の種類と見方です。
保険証の確認の仕方が分からないと、受付は務まりません。
的確に、迅速に。
恐らく、未経験の人はこの部分につまずきます。
実務の中で、実物を見ながら慣れていけばいいものですが、前もって見方を勉強しておくとスムーズに仕事を覚えることができるので、様々な保険証を見ておくことで予習が出来ます。
最低限覚えておくといい保険証を抜粋しておきます。
主保険(健康保険)
- 協会けんぽ
- 国民健康保険
- 前期高齢
- 後期高齢
従保険(公費負担医療など)
- 乳幼児医療費受給資格証
- ひとり親
- 特定疾患医療受給者証
- 生活保護 など
これらの保険証の見方が分かれば、あとは応用で行けますので、勉強しておきましょう♪
てか、これ絶対覚えておいて欲しいです。
- 本人・家族
- 記号・番号
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 資格取得日
- 有効期限
- 負担割合 など
これらが保険証のどの位置に記載されているのかを勉強しておくと確認の際に困りません。
保険証ごとに配置が異なりますので、未経験者はこの部分でもたついてしまうんですよね。
他にもまだいろんな種類の保険証あるんですけど、主に抜粋した受給者証が頻繁に提示されるので先に覚えてください。
保険点数の算定方法を覚える
これは業務内容の中に会計を任される予定がある人にはオススメする予習です。
勉強すると言っても範囲が広いですし、山張るにしても、どこを??ってなりますよね(笑)
山を張るなら、
- 基本診療料(初診料、再診料or外来診療料)
- 医学管理(特定疾患治療管理料、診療情報提供料(Ⅰ)、薬剤情報提供料)
- 投薬(院内処方、院外処方)
この辺りの算定方法について目を通しておくといいと思います。
どの病院でも算定し得る点数であり、かなりの頻度で算定するものなので最低限勉強しておくと役に立ちます。
通知の中身をゆっくり読んで、こういう時に算定できるもの算定できないものと予め整理しておくと、いざ算定する場面で混乱せずに済みますよ。
あんなに分厚い保険点数の収載があるのに、覚えるのこれだけでいいの?と不安になるかもしれませんね。
抜粋以外の部分は、病院によって診療が異なるため、実際に働き始めてからでないと算定するかどうかも分からないんです。
案外、初診料と再診料の算定はベテランの先輩でも頭を悩ませる点数です。しっかり読み込んでおきましょう。
さいごに
今回は、医療事務未経験の人が前もって予習するにはどんなことを準備していけばいいかという話をまとめてみました。
医療事務の仕事と言えば窓口業務がメインとなっているところが多いので、お伝えした3点を重点的に予習しておくと実務に役立ちますよ。
いざ働いてみると医療用語や見たことない書類で頭がいっぱいになって辞めていかれる未経験者を見て来ました。
そんな光景を見てきた私としては、多少なりとも予習をしてから仕事に臨んだほうがリタイアせずに済んだのではないかと思うわけです。
もしも医療事務を今後長く続けていきたいというのであれば、最初は面倒かもしれませんが時間を割いた方が自分のためになります。
永遠に続くわけではないのでね、最初だけはやっぱり踏ん張りどころだと思うのです。
頑張っていきましょう♪