検査・病理

レセプトで細菌薬剤感受性検査の算定が査定になる理由

2018年7月11日

こんにちは、こあざらし(@ko_azarashi)です。

こあざらし
細菌薬剤感受性検査を算定する時に点検してほしい部分を挙げていくよ。

今日は、医科点数表の検査についてお話ししようと思います。

細菌薬剤感受性検査とは

細菌薬剤感受性検査とは、細菌培養等の結果、起炎菌が分かった場合にその菌に対してどんな薬剤が効くか効かないかを検査し、治療薬を決定する診断に役立てる検査です。

通知 細菌薬剤感受性検査は、結果として菌が検出できず実施できなかった場合においては算定しない。

通知にも、このようにありますが、細菌培養等で特に菌が検出されなければ行われることはありません。菌が出た場合のみ、追加検査が行われるのです。

こあざらし
だから、菌が出た時だけ検査の算定をすることになっています。

細菌薬剤感受性検査が査定される理由

細菌培養同定の算定なし

細菌薬剤感受性検査は、細菌培養等の菌を同定する検査の実施(算定)後、菌が検出された場合は追加検査となる流れです。縦覧等でこの検査に該当する項目の算定が見当たらない場合は、査定対象となります。

細菌培養同定と同日の算定

細菌薬剤感受性検査は、細菌培養同定後の追加検査であるため、結果が出るまで時間のかかる培養同定との併算定はふさわしくないと考えられ、査定対象となる場合があります。

感染症・炎症の疑い病名

菌が検出されており、投薬するための検査ですので「〇〇炎、〇〇菌感染症、…」等の細菌培養に対する確定病名が必要です。細菌培養に関する病名が疑い病名である場合は査定されます。

投薬の薬剤決定のための検査ですので、本検査後に処方・投薬の算定がない場合も査定される場合があります。

患者の来院がない場合はどのように請求すれば?
にゃこ
こあざらし
患者の来院がないものに関してレセ請求を行う場合は、「患者来院無し」の旨を記載して請求を行うよ。

この場合、細菌培養同定と同日に算定してもかまいませんが、実際の検査日に単独で算定することも可能です。

もし同月であれば問題はないのですが、月またぎになる場合は注意が必要。

判断料は月1回算定可能なものではありますが、同じ検体においては再度同じ判断料の算定をすることはできません。重複の算定となってしまいますので。

微生物学的検査判断料の算定はできませんので、気をつけましょう。

微生物学的検査判断料が査定される場合あり

もし、当月のレセプトに細菌薬剤感受性検査だけしか微生物学的検査判断料の対象検査がない場合は算定要注意です。当月に細菌培養同定がない場合、算定を行ってる月のレセプトを遡ってみてください。

こあざらし
細菌培養同定の算定すらない場合は、判断料はおろか、細菌薬剤感受性検査も算定できなくなってしまうので気をつけてね。

細菌培養同定を算定している月を見つけたら、微生物学的検査判断料の算定をしているか確認しましょう。

既に算定を行っているようであれば、細菌薬剤感受性検査算定時においては算定できません。あくまで、追加検査ですので判断料は細菌培養同定と一連の扱いになります。

ただし、細菌薬剤感受性検査以外の検査で微生物学的検査判断料の算定対象である検査項目を実施していれば判断料の算定は可能です。

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こあざらし

医療事務(診療所・病院)、レセプト審査(保険者)、医科歯科事務経験、介護事務経験あり。ブログは、査定事例の解釈・レセプト実務に必要な知識を重点的に更新♪

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