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レセプトでリンパ管吻合術の算定が査定される理由
今日は医科点数表の手術についてお話しようと思います。
リンパ浮腫に対する手術として頻繁に行われるリンパ管吻合術。
それだけ頻繁にあるということは、保険請求する機会も多いということですね。
こあざらし
今日はリンパ浮腫に対する手術の勉強だね。
目次
リンパ管吻合術が査定されるパターン
術のアプローチが別々であれば、それぞれに認められているケースが多いです。
別皮切なら5箇所でも連月でも結構バンバン算定が出来てます。
高額の手術ですし、書面だけで見ると手技料取り過ぎなんじゃないかって印象を受けてしまいますが、同じ肢体上で複数あっても意外に査定はされていません。
症状詳記や医学的判断により、術野が同一とみなされる場合では別算定とするのは不適当という見方があります。
一連の診療行為と判断されるものも中にはありますので気を抜かずにレセプト作成を行いましょう。
この手術の算定には、特に算定ルールに規定されているものがありませんので、審査はほぼ医学的判断が重視されるものです。
査定されているケースは少ないです。
皮切が違うから安心というわけではなく、手術作業部位に重なりがないかどうかも重視されているようです。
結局、所期の目的が同じということであれば、皮切が異なった場合であっても査定されたりします。
症状詳記では、目的も違うことや、アプローチも術野も違うということがアピール出来たら良いですね。
象皮病根治手術
リンパ浮腫に対する手術で稀に実施されているので、ついでに書いておきます。
下肢リンパ浮腫という病名で大腿と下腿にそれぞれ算定することが出来るようです。
リンパ管吻合術と比べると、あまり算定する機会はないと思うけど。
もし病名が大腿部リンパ浮腫など部位が特定されたものになる場合は、大腿と下腿のそれぞれに対して病名がなければ、当然、査定となってしまうことでしょう。
象皮病根治手術は、稀な症例なので忘れないように自分の覚え書きとしてここに残してます。
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